2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧
1.ジョバイロ(作詞:新藤晴一) 新藤晴一さん*1による比喩の百鬼夜行。敷き詰められた「演劇」「宇宙」「花」に関する言葉は今目の前にある恋への不安や閉塞感を強調する。多用される「広さ」を表す言葉と「隣にいる恋人」という狭さ、そして破綻の予感によ…
なんとなくカロリーが高い小説が読みたくなって再読。 べスターのほかの作品、例えば「ごきげん目盛り」なんかもそうだったと思うけど、短い言葉を連続させることで迫力を出してテンポを作るスタイルは素晴らしい。あとエスパー同士の会話をビジュアルイメー…
1.サボテン(作詞:新藤晴一) 詩的な表現で彩られたストレートな失恋の歌。どちらが悪いとかそういうことではなくて、もっと根本的な不一致(もしくは相互不理解)が描かれている。ほぼ一貫して降り続ける雨は〈心深く濡れてしまうだろ〉や〈溢れるくらい水…
乙嫁語り(2018年、日本、監督:江間シャーリー、95分) ただでさえハイレベルな昨今の劇場版アニメ界の中でも群を抜いた作画レベルの高さ。これを広いスクリーンで見ることができるというだけで映画館に行く価値があった。人間や動物たちの動きもさることな…
いやあ、楽しみにしていました。山野浩一*1は比較的寡作で傑作選が二冊*2と長編が一冊、連作集が一冊しかない。そこにきて本作が主に「単行本等に未収録だった短編」を収集して一冊にまとめてくれた。まだ見知らぬ山野浩一がこんなに読めるんだ! もちろん、…
コマンドー(1985年、アメリカ、監督:マーク・L・レスター、90分) 筋肉シュワちゃん銃声爆発アクション爽快感MAX娯楽映画。 もちろん有名作品だから*1出てくる名台詞(?)とかおおよその展開とかは知っていたけど通してみたことはなかった。かなり前から…