電羊倉庫

嘘をつく練習と雑文・感想など。ウェブサイト(https://electricsheepsf.web.fc2.com/index.htm)※「創作」タグの記事は全てフィクションです。

観たいのに入手困難な映画やドラマ

世界が燃えつきる日

 地球じゃなくて世界です。地球の方はそれなりに手に入るみたいだけど、こっちは入手が難しい。なにせAmazonで五万近くの値段がついている。いやあ、いくらなんでもそんな値段では買えないなあ。

 そもそもなんでこんな……あまり出来が良さそうに見えない映画に興味を持ったのかというと、ロジャー・ゼラズニイ『地獄のハイウェイ』を原作にしているからだ。ここでも書いたけど西部劇をSFに換骨奪胎したような作品でゼラズニイの筆致が冴えわたっているシンプルな長編小説。メチャクチャかっこよくてたまに読み返したくなる傑作。ただ、Amazonのイメージ画像を見る限り原作に忠実かというと……まあ、ねえ……。どこだったか忘れたけど「原作の緊張感がまったくない。終末世界のピクニック」と評されていたのには笑った。大枚をはたいてまで手に入れたいわけではないし一回見ればたぶん充分だからサブスクで配信してほしい。

 

 

13 thirteen 「男が女を殺すとき」

 原作のジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「ラセンウジバエ解決法」は完璧な短編SF小説。アイディアからオチまで本当に良く出来ていてオールタイムベスト級に大好きで、月例の存在しない映画で採り上げようと思って一応調べてみたら映像化されていることを知った。中々なタイトルだけど内容からは外れていない。原作の良さをどれくらい再現できているかはレビューを見る限りちょっと期待できなさそうだけど、それでも観ておきたい。こちらはAmazonに在庫が無くて入手が難しい。

 ……と思ってたら下記リンクのレンタル落ち版は在庫があるっぽい。かなり安いしそのうち買うかも。

 

 

X電車で行こう

 これも原作が好き……というか原作者が好き。「X電車で行こう」は比較的淡々とした作品で個人的にはそんなに評価は高くないけど、やっぱり山野浩一作品の映像化作品と言われると興味がわく。Wikipediaの説明によると実験的な手法を用いているらしくそうなると俄然購入意欲も高まるけど、どうもレーザーディスクでしか販売されていないらしい。Amazonに在庫もあって五千円くらいだから買えなくもないけど、レーザーディスクは再生機器がないからどうしようもない。DVD/BDで復刻してくれないかねえ……。

 

 

11人いる!

 アニメ版の方です。

 ギリギリVHSが生きていた幼少期にレンタルで観たことがある。萩尾望都「11人いる!」を原作にした劇場版アニメ。シチュエーションから11人の人間関係、それにラストシーンまでとても出来が良くて幼心に感動したのを覚えている。Amazonに在庫もあるけど二万円以上する。『世界が燃え尽きる日』と違って手元に置いておきたいからBDで復刻してほしい。

 

 

ノーライフキング

 この作品もVHS/レーザーディスクでしか販売されていないらしい。Amazonでは十四万円と目玉が飛び出るような値段がついている。(一万四千円の見間違いでした)。小説を原作にしていらしいけど、上記四作品と違いそちらは未読。お勧めのカルト映画を紹介するというブログかなにかで見かけて面白そうだったからタイトルだけメモしていて、配信かレンタルで観ようかなと検索をかけてびっくりした。復刻か配信かしてほしいけど、難しいだろうなあ。とりあえず原作の方を読んでみようと思う。

 

 

世にも奇妙な物語

 SMAP特別編や映画の特別編を筆頭にソフト化されているものも多いし、近年の作品はほとんどがソフト化されているけど、やっぱり感受性が豊かだったころに観た作品をもう一度観たい。詳しくはよくわからないけど権利関係でソフト化はおろか再放送も難しいらしい。「夜汽車の男」「トカゲのしっぽ」「マンホール」「採用試験」「殺し屋ですのよ」とか観たいんだけどなあ……なんとかならないのかなあ。

 リンクは張らないけど、どうも海賊版っぽいものがあるらしい。違法だろうし商品説明の日本語も怪しいから海外の業者が無許可で複製しているのだと思う。それなりに高いし望んだものがちゃんと来る保証はないから買わないほうがいいと思う。