2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧
本を選ぶ基準はひとによっていろいろあると思う。表紙のデザインだったり裏表紙のあらすじだったり冒頭数行だったりページ数だったり口コミだったり雑誌に載っている書評だったりネットの感想文だったり書店のポップだったりウェブサイトの関連商品だったり…
弦楽器独奏全身打震。 生声鼓膜幸甚。 脳髄破裂。 至福。 福岡公演に現地参加、配信で最終公演に参加*1。配信では公式で歌詞が表示されたのはありがたかった。円盤でもオン/オフで実装してくれると個人的には嬉しいけど、やっぱり人によっては邪魔だったりす…
『世界ユーモアSF傑作選 1』 スピンラッドの単行本未収録短編が目当てだったけど、シェクリイやディクスンの短編もあったのが嬉しい誤算だった。この三人の短編もよかったけど、「美味球身」や「コフィン療法」「ガムドロップ・キング」「夢は神聖」と収穫の…
O・ヘンリの小説を初めて読んだのは中学生くらいのころだったけど、一巻一作目の「赤い酋長の身代金」がいまいちピンとこなくて読み進めることなくそのまま放置していた。きちんと全部読んだのは高校の終わりか大学のはじめくらいのころで「へえ~けっこうお…
今週のお題 フリーにはたらく、と聞くと思い出すことがある。 まだ小学生くらいのころだ。分厚くて小さなテレビでは「もはや戦後ではない」なんて言われていたっけ。いまはもう廃業してしまったけれど、ぼくの実家はミニトマト農家を営んでいた。休みの日に…
君は島本和彦先生*1という漫画家を知っているだろうか。 北海道で生まれ育ち、大阪芸術大学では同級生だった庵野秀明監督らと交流(?)し、現実と理想のギャップに苦しみながらも確かな観察眼で時流を読み、創意工夫で夢を掴んだ男、島本和彦を知っているだ…
脱走と追跡のサンバ(1981年、日本、監督:尾令正子、125分) 凄まじい映画だった。かなり原作に忠実(というか忠実過ぎる)で狂騒と混乱と饒舌と思考と嘲笑と脱走と追跡に満ち溢れていた。ただ画面の切り替わりが多いわりに場面の切り替わりが少なくいのが…
ちょっとした思い出と最近の出来事。 人間歳をとると偏屈になるというけど、幼少期のほうが嫌いなものが多かった。それこそ中学校を卒業するくらいまでは物語に対して本当に偏屈で、とにかく星新一的などんでん返しオチがついてない物語は物語と認めてなかっ…
「Love,too Death,too」(作詞:新藤晴一 作曲:ak.homma 編曲:ak.homma,PornGraffitti) Love,too Death,too アーティスト:ポルノグラフィティ ソニーミュージックエンタテインメント Amazon こんなタイトルを付けておいてなんだけど、そんなに嫌われてい…
閃光のハサウェイ(2021年、日本、監督:村瀬修功、95分) 正直、見るのを躊躇していた。出来が心配だったわけじゃなくて原作を読んでいて結末を知っていたから。三部作の一作目ということもあって結末はそれなりに明るいものだったけど……。 出来自体は作画…