電羊倉庫

嘘をつく練習と雑文・感想など。ウェブサイト(https://electricsheepsf.web.fc2.com/index.htm)※「創作」タグの記事は全てフィクションです。

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ロジャー・ゼラズニイ『地獄のハイウェイ』[単純明快な娯楽作品。やっぱりロードノベルが好き]

最近、比較的文学よりの小説だったり内宇宙に潜ったりスペキュレイティブなフィクションだったりする作品ばかり読んでいて、もちろんそういう作品が好きなんだけど、さすがにちょっと疲れてきた。もうちょっと気楽に読める単純明快な小説が読みたくいなあ………

案内所

ポルノグラフィティ 《〇〇選》 「風景描写」10選 「心情描写」10選 「離別の歌詞」10選 「比喩表現」10選 「嘘と本当」10選 「悲観と陰鬱」10選 《もっと評価されるべき》 「俺たちのセレブレーション」 「Love,too Death,too」 「青春花道」 《歌詞解釈》 …

山野浩一『山野浩一傑作選Ⅰ/Ⅱ』[不確かさ、漠然とした不安、そしてやっぱり文章がかっこいい]

なんと山野浩一*1の新刊*2が発行された。 いかに終わるか: 山野浩一発掘小説集 作者:山野浩一 小鳥遊書房 Amazon もちろん、発売したらすぐに買おうと思っていたけど発売日を勘違いしていて、慌てて本屋に飛んで行ったら、田舎の本屋の哀しいところで、もう…

フィリップ・K・ディック『宇宙の眼』[ぼくがかんがえたさいこうのせかい=他人には地獄]

偏った人間が考えた「最高の世界」から抜け出す物語。 ディックは「現実/非現実」みたいな作品より「人間/非人間」みたいな作品のほうが好きで、幻想的なSF作家みたいに評されてるのがあんまり気に食わなかったけど、改めて読んでみるとやっぱりそういうのも…

J.L.ボルヘス『伝奇集』[短編小説/短編集の良さを再確認できた]

もともとはネットで見かけた「読むべき傑作SF百選」みたいなのに入ってたから一応読んどくか……と手に取った本だったけど、そんな軽い気持ちは最初の二ページくらいで粉々された。 ぜんぜん頭に入ってこない。本当、意味が分からないとかじゃなくて読みにくく…

思い出:手帳

今週のお題「手帳」 手帳、と聞くと思い出すことがある。 幼いころから忘れっぽいわたしにとって手帳はなくてはならない、相棒のような存在だ。日々の暮らしのあれやこれはカレンダーを四角に折って作った簡易メモ帳に書き記し、やり遂げたものから線で消し…

ポルノグラフィティのちょっとしたデータ集

※2024/04/07「作詞作曲データ」52th『解放区』まで反映。 ※2024/04/07「映像作品収録回数」を更新。(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023まで反映) ※2024/04/07「ライブ披露回数」を更新。(19thライヴサーキット“PG wasn't built in a day”まで反映) 作詞作曲デ…

最近見た存在しない映画(2021年12月)

アゲハ蝶とそのほかの物語(2018年、日本、監督:今井八朔、81分) 恋と旅をテーマに古今東西の老若男女多数派少数派たちの九つの物語が、タイトルの通りポルノグラフィティの楽曲を基に紡がれている。 とても端正な映画で映像のレベルも高い。ポスターにも…

ポルノグラフィティ「メビウス(仮)」の可能性〔ぬいぐるみ、ネオメロドラマティック、老いた人〕

後段にかなりセンシティブな話題が含まれます。可能な限り言葉や表現には気を付けるつもりですが不愉快にさせてしまうかもしれません。もし、そのような声があれば相応の対処を取ります。 今回取り上げる「メビウス(仮)」は17thライヴサーキット 「続・ポ…

最近見た映画(2021年12月)

ソウ(2004年、アメリカ、監督:ジェームズ・ワン、111分) やっちまった。あまりに有名な映画で「たぶん観ないだろう」という油断もあったけど、鑑賞前に最後のオチを聞いてしまった。マジで後悔している。知らない状態であのオチを観たかった……。 複雑だけ…