電羊倉庫

嘘をつく練習と雑文・感想など。ウェブサイト(https://electricsheepsf.web.fc2.com/index.htm)※「創作」タグの記事は全てフィクションです。

雑記

どうでもいいから読書が好き、だけど学ぶこともあるよね

タイトル、内容、著者、表紙デザイン、ジャンル、書き出し数ページ、ペラペラ捲った文字の並び、あとがき解説の文章、書評、知人の紹介等々、本を手に取る要因は人によってさまざまだ。おれは「財布が許してくれる範囲では」という但し書きがつくけど興味が…

思い出:「急に寒いやん」

今週のお題「急に寒いやん」 「急に寒いやん」 あいつの口癖だ。だからこの季節には彼を思い出す。大学の同期で一回生のオリエンテーションで知り合った。あいつは見た目が派手……各種ピアスに輝く色の長髪……で、俺とはまさに正反対の男だった。学籍番号の並…

死ぬまでにお琴を習いたい

最近、米津玄師さん*1をよく聴いている。 STRAY SHEEP (アートブック盤(Blu-ray)) アーティスト:米津玄師 SME Amazon それまでも身内にそれなりのファンがいたからそれなりに耳にしてはいた。姉はハチ時代から母は「Lemon」から好きでよく「この曲*2がいい」…

諡号と追号と名前の不思議

えっ、明治天皇と康熙帝って諡号じゃなかったの!? ……と、つい先日、大学での専攻が歴史学だったとは思えない無知で生き恥を晒してしまった。明治天皇と康熙帝の「明治」と「康熙」はどちらも年号からとられているのだけど、前者は追号(諡号と違って評価を…

防犯の論理/倫理を知りたい

ちょっと前の話だけど「Panasonic Melodious Library」でレイ・ブラッドベリ「霧笛」が紹介されていたとFMリスナーの母から伝え聞いた。「Panasonic Melodious Library」は小川洋子先生が古今東西の本を紹介するという読書好きが手を叩いて喜びそうなラジオ…

漢の歴史と正当性の感覚

最近、渡邉義浩『漢帝国―400年の興亡』を読んだ。 漢帝国―400年の興亡 (中公新書) 作者:渡邉 義浩 中央公論新社 Amazon 歳をとってからのお勉強*1は「何だっけこれ」と「誰だっけこいつ」との闘いになる。おれも一応の義務教育と一通りの受験勉強を経験した…

野球のニュース見て漫画読み返してなんか落ち込んだ話

先日、佐々木朗希投手と白井一行球審のトラブルがニュースになっていた。いろいろ擁護も批判もあるみたいだけど、野球には詳しくないから具体的なことはよくわからない。礼儀とか権威とか純粋なルールとか人間が判定することの限界とかいろいろなことが議論…

読書感想文と方程式

読書感想文と方程式って真逆のプロセスを踏んでいる。 学生の頃の苦手科目は数学、得意科目は国語だった。 幼少期の母の読み聞かせのおかげで読書好きの子供になっていたから文章を読んだり書いたりするのに苦労することはなかった。小学校の頃のテストはほ…

思い出:手帳

今週のお題「手帳」 手帳、と聞くと思い出すことがある。 幼いころから忘れっぽいわたしにとって手帳はなくてはならない、相棒のような存在だ。日々の暮らしのあれやこれはカレンダーを四角に折って作った簡易メモ帳に書き記し、やり遂げたものから線で消し…

好きの言語化と嫌いの理由

ちょっとした思い出と最近の出来事。 人間歳をとると偏屈になるというけど、幼少期のほうが嫌いなものが多かった。それこそ中学校を卒業するくらいまでは物語に対して本当に偏屈で、とにかく星新一的などんでん返しオチがついてない物語は物語と認めてなかっ…

King Gnu、Official髭男dism、ハルカトミユキ[ブロガー経由で聴き始めたアーティスト]

思い返せばこれまでの人生で人から薦められた音楽をあまり聴いてこなかった。しかも歳を取るにつれて新しいものに手を出すのが億劫になっている。これはよくない。精神的老化だ。音楽に詳しくなる必要はないけれど、ある程度広く聴いていたほうがいいに決ま…

学習:意味が分かるようになった瞬間

最近、「ウマ娘」にハマっている。 最初のイベントが終わったくらいから始めたのだけど、もともと育成系のゲームが好きだったこともあって熱中してプレイした。どうにか一通りシナリオクリアできる*1くらいになってころ、アマゾンプライムでアニメを見て完全…

星新一はアル中を救う

辛いことから逃げるための三種の神器がある。 まずは音楽。とりあえず音楽。聴けば無条件にテンションが上がる音楽を聴いて乗り切る。ポルノグラフィティ「ネオメロドラマティック」LUNKHEAD「螺旋」椎名林檎「真夜中は純潔」みたいな、イントロが鳴った瞬間…